「健康とふれあいの森」において「被爆アオギリ2世」が 何者かによって抜き取られ放置されたことについて 抗議声明
2015年4月26日、私たちは、「戦後70年目の節目に、何らかの形で「平和の誓い」を表明したいと考え、財団の管理する「健康とふれあいの森」において、広島市からのメッセージに応えるかたちで、「被爆アオギリ2世」の平和祈念植樹を行いました。
そこには、2つの大きな願いと思いが込められています。
一つは「不戦の誓い、平和の誓いをし、平和を愛する心を後世に継ぐこと」
そしてもう一つは「被爆の中でたくましく生き育った”アオギリ”のように、いかなる困難にもたくましく生きる力を持ち、”命あるものの大切さ“を後世に継ぐこと」です。
2016年4月29日、そのような大きな願いと思いの込められた「被爆アオギリ2世」が、何者かによって無惨にも抜き取られ、放置されていました。この卑劣極まりない行為に、強い怒りを覚えます。私たちは、この愚行を、断固許すことはできせません。
私たちの「健康とふれあいの森」において、このような行動が行われたことについて、大変遺憾であるとともに、祈念植樹にご協力いただいた、黒川三好市長、地元三野中学校吹奏楽部のみなさんをはじめ、ご賛同、ご協力いただいた全ての方々に大変申し訳なく思います。
この度のことが、どのような意図で行われたかは不明ですが、たとえ、いかなる理由があるにせよ、許しがたい行為であることには間違いありません。
私たちはこのことに毅然として立ち向かい、ご賛同、ご協力いただいたみなさんとともに、あらためて「不戦と恒久平和」を誓い合うことで、このような行為に対する抗議の声明とします。
2016年5月6日
公益財団法人徳島県勤労者福祉ネットワーク
理事長 久積 育郎
2015年4月26日「被爆アオギリⅡ世平和祈念植樹」
三好市 黒川 征一 市長のご挨拶。
三好市長、三野中学校吹奏楽部のみなさんともに「被爆アオギリⅡ世」を植樹
4月29日に抜かれ放置されたアオギリⅡ世。
植え直し、添え木で補強しました。