財団設立20周年記念 あわ〜ず徳島15周年 「ゆめ」支え合う未来(あした)へ 開催
10月6日(木)
財団設立20周年記念 あわ〜ず徳島15周年 「ゆめ」支え合う未来(あした)へ
NO CHANGE 大杉 漣 トーク&ハートフルライブ!
心配されていた天候も、当日はさわやかな秋晴れ!予想以上の参加者数となりました。
アスティとくしま多目的ホールに用意した約2000の座席は見事に満席。
集まった参加者の熱気に、大杉漣さんも時間を忘れ、予定時間を大幅に超えるライブとなりました。
ライブが終わった帰途につく参加者からは「とてもよかった!」「楽しかった!」「素晴らしい時間を有り難う!」「感動で涙が止まらなかった!」など、見送るスタッフにまで次々と感謝の気持ちと感動を伝える参加者でロビーは溢れました。
ご参加いただいた皆さま、このイベントにご協力いただいた全ての方々、そして、素晴らしいライブをご提供いただいた大杉漣バンドの皆さま、本当に有り難うございました。
ハートフルライブの中で大杉漣さんに朗読していただいた財団のメッセージ
いつの間にかこの国は格差拡大と二極化が進み、その結果として「社会病理」が蔓延(まんえん)して人の優しさも消えてしまった感がする。困っている人間がより困っている人間をいじめることによってつかの間の憂さ晴らしをするような構図まで出現し、弱者同士がいがみ合うといういびつな社会へ突き進む危険な兆候すら出始めた。
この国の不条理な現状はここまできている。
そして、個々の生活を超えた「時代」「社会」の抱える不条理に対する問題意識は刻々と希薄化してきている。ひたすら分かりやすさのみが求められ、複雑な思考ができなくなり、知らず知らずに人々はメディア劇場の観客であることに慣れてしまった。社会全体に「知的衰弱」が進んでいる気がしてならない。
改めて人間の尊厳と人々の支えあう共助・共生の地域社会の再生が求められる時代となった。
公益財団法人徳島県勤労者福祉ネットワークのミッションは、働く者のしあわせのため、勤労者・家族のそれぞれのステージに対応したさまざまなサポートを行うことである。
そこには我が郷土が育んだ「協同組合の父」である賀川豊彦の「一人は万人のために、万人は一人のために」の精神が脈々と流れている。
多くの人々に支えられ、すくすくと育ち、財団は20歳(はたち)を迎えた。この20周年を節目に、共助・共生の社会的ネットワークの一員として、10年後にも「地域社会から支持され、利用者から感謝され、スタッフ全員が輝いて活躍する」財団であり続けたい。
そして、今日のこの日を、これからの10年へ向けたスタートとしたい。
ライブ冒頭で上映したVTR